【死亡、入院】人生のリスクを徹底分析!①
最近は保険のことばっかり考えていますが、今回はそもそもなんで保険が必要なのかを考えてみることにしました。
保険とは、最小限のお金を一定期間払って、万が一のときに備えるというものでしたが、ではその「万が一のとき」とはどのような状況のことを指すのでしょうか。
私は、人生におけるリスクこそ「万が一のとき」であると考えます。
このリスクとは、現代ではほとんどの場合はお金になってしまうのですが、そのリスクと保険という費用は見合っているのかを分析する手始めとして、まずはリスク分析を行ないたいと思います。
とりあえず、自分の人生において大きなマイナスの影響を与えるものを書き出してみます、
「死亡、事故、病気、解雇、所有物の損失」
細かいものは他にももっとあると思いますが、とりあえず自分に大きなマイナスの影響があるものはこの6個くらいではないかと思います。
では、以下この6個のリスク分析をしていきたいと思います。
1、死亡
これは、もうリスクというレベルを超えた「人生の終了」ですね、、笑
この「死亡」というリスクを避けるために人間はあらゆる手段を考えるのですが、このリスクを「低減・移転」する方法は、現在存在していません。
というのも、「死」に大きいも小さいもなく低減することは不可能であり、また「死」とは自分一人のものであり「人生で一度しか発生しないこと」から他の人にその損害を移転することも出来ません。
つまり、自分の「死」とは受容する以外の道は存在しないのです。
しかし、少し視野を広げると自分の死が「リスク」になる人が存在します。
それは、親族など自分と近しい間柄の人です。
妻、子供、両親など自分と血縁関係にある人にとっては自分の死は大きなリスクになるでしょう。では、その大きさはどの程度なのか。
まずは、妻、子供、両親の全ての人にとっての共通のリスクを計算します。
自分の死によって発生する費用は、主に葬儀代と埋葬代です。
これらは通常セットになっていて、調べたところ相場は約100万円でした。
つまり、自分の死によって発生する費用は100万円程度です。
「100万円」と聞くと、それほど大きなリスクではない気がしてきました、、、
しかし、もう少し考えてみると、妻と子供にとって自分の死は収入の減少もリスクの1つになります。。
サラリーマンの平均年収である「440万円」を自分が死んだときの年収だとすると(実際に自分が死ぬときはもっと高いと思いますが、、)
年間440万円の損失。5年間で約2000万円の損失になります。
この金額は、普通の一般人にとっては非常に大きなリスクと考えていいと思います。
つまり、天涯孤独を全うする人にとっては「死亡」とは大きなリスクになり得ない。
支えている妻や子供がいる場合、「自分の死」は大きなリスクになり得るでしょう。
もちろん、自分が専業主夫の場合などは、話が変わってきますが、、、
2、事故
これに関しては、3通りの見方があると思います。
1つ目は、自分が傷つけられる事故
2つ目は、自分が相手を傷つけてしまう事故
3つ目は、自分で自分を傷つけてしまう事故
この3つでしょう。
まず、1つ目の「自分が傷つけられる事故」に関して。
自分の被害をさらに分解すると、、
case1=完治できる程度の傷の場合
この場合は、完治までの医療代やその間の給与を全て加害者(またはその加害者が加入している保険会社)が負担してくれるので、金銭的なリスクはほとんど無いと考えられます。
つまり、このcaseにおいては、リスクはそれほど大きなものではないでしょう。
case2=完治せずに何かしらの障害が残る場合
この場合に関しても、もちろん治療費と相当額の慰謝料を請求することができますが、
この慰謝料は、後遺症等級5級(就労の維持には、職場の理解と援助が必要不可欠)の場合で、約600万円〜1400万円程度です。
もちろん、就労が可能であれば、職場復帰できる可能性はありますが、多くの場合は解雇、減給、または昇進可能性の消滅などが発生してしまうでしょう。
解雇された場合、サラリーマンの平均年収440万円が、損失として発生します。
仮に、慰謝料として1000万円受け取ることができたとしても、約2年間で損失が上回ってしまいます。
以上のことから、「完治せずに何かしらの障害が残る場合」においては、その障害度合にもよりますが、人生において大きなリスクといえるでしょう。
2つ目の、「自分が相手を傷つけてしまう事故」に関して。
この場合に関しては、相手の傷の度合に応じて支払うべきお金がリスクになると考えられます。
もしも相手が障害が残るまでの事故であった場合、上記にも記した通り、治療費と慰謝料、物損があった場合は賠償金を支払う可能性があります。
おそらく約500万程度〜数千万円程度を支払う可能性があります。
これは普通の収入であれば、大きなリスクであると言えるでしょう。
3つ目の「自分で自分を傷つけてしまう事故」に関して。
これは事故の大きさによって、リスクの度合は大きく異なってきます。
後遺症が残ってしまうと、上記でも記した減収というリスクと治療費が経済的なリスクになります。
損害賠償金や慰謝料がかからないので、
後遺症が残る事故が起こることはそれほど多くないので、ほとんどの場合は、リスクはそれほど高くないのではないかと考えます。
しかし、もしも後遺症が残るほどの事故が起こってしまった場合、それは最も大きいリスクになり得るでしょう。
今回の記事ではここまでにします、
まとめると、
死亡に関しては自分ではなく、自分が大事にしている人にとって大きなリスクになり得ます。
また、事故に関しては、相手を巻き込んだ事故が最も大きなリスクになると言えるでしょう。
続きのリスク分析については、次回の記事でしていきたいと思います。